愚者の皮のネタバレと感想!無料で試し読みをするならココ


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愚者の皮

 

一人の人間を愛し憎み再び愛し。

 

人の弱さ愚かさ優しさやあたたかさすべて詰め込まれた作品。

 

想像できなかったラストで読んだ後は
すがすがしさも感じられる。

 

ぜひこの二人の男女の人生を一緒に見届けみませんか。

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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お前のおクチを塞(ふさ)がないとな?~彼に教わるMの品格~

 

愚者の皮のあらすじ

 

愛する夫・英馬のために毎日を過ごしていた妻・あよ。

 

容姿端麗で心の優しいあよは英馬の自慢の妻だった。

 

しかしその二人に突然襲い掛かる不幸。

 

あよが交通事故にあい美しい顔に傷ができてしまい
夫のために整形手術をうけるあよ。

 

正規の病院では受け入れてもらえなかったので
闇の病院で手術をうける。

 

そして失敗しさらにひどい顔に・・・

 

ついに英馬にその顔がバレてしまいあよにひどい言葉を浴びせ
仕事もやめ離婚を切り出しあよの前からいなくなってしまう。

 

愚者の皮
愚者の皮

 

あよに残されたのはボランティアでお世話していたお年寄りの遺品に残っていた大金と
英馬との思い出の品も処分された家だけ。

 

屋根裏に残されていた英馬のパソコンで検索をかけてみると
なんと英馬の姿を発見す。

 

エンジニアという道をすて接客業へ。

 

棄てられたあよだけが逢いにいけないと嘆くあよ。

 

しかし昔英馬と出会ったときのことを思い出し
勇気を出して英馬のもとに逢いにいく。

 

しかし英馬に拒絶される。

 

私が変わったのは皮一枚だけなのにと悲しむあよだった。

 

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幼馴染はもうやめた。

 

愚者の皮のネタバレ

 

近所でも英馬が引っ越していき白河家には
あよが一人で暮らしているという噂が流れていた。

 

それを聞きつけた人の不幸が大好きな
町内の螢神が訪ねてくる。

 

しかしあよは彼女をやり込めるが彼女は反撃に。

 

あよの家を燃やしにやってくるのだ。

 

燃えていく家を見ながらあよは自分の顔を見て嘔吐する英馬を思い出すたびに
こんな姿になってしまった自分を憎んでいたがあよが本当に憎いのは
醜くなった自分を捨てた英馬だと思いしる。

 

そこからあよの英馬に対する憎しみが大きくなり
あよは復讐を決める。

 

あよはあらゆる手を使い英馬の再起場所に現れ邪魔をする。

 

ついに英馬は偽名の黒瀬という名で働き始める。

 

たまたま出会った亜純という女性にあよを重ね
新しいあよを創ればいいと彼女に手をかけていく。

 

自分だけを見つめ自分だけのために生きるけなげな花だと。

 

しかしそれも目前にしてあよの手によって奪われてしまう。

 

ある日あよはバスの中で出会った女性ウメに連れられ
彼女が暮らしているというお寺に行くことになる。

 

そこはいろんな不幸を抱えた女性たちが
一緒に暮らしている駆け込み寺のようなところだった。

 

そこで初めて今までのことをすべて話すあよ。

 

愚者の皮
愚者の皮

 

みんなはあよのために身をよじって泣いてくれた。

 

その寺の住職・残月から体の解毒とともに
心の解毒が必要だと言われるあよ。

 

あよの英馬に対する復讐は復讐という名の
執着なのではないかと諭される。

 

そしてウメたちのおかげであよは自分の心の醜さに気づき
その寺で心の解毒をしてもらうことを決める。

 

そして彼女たちのおかげで顔の毒が抜けきれいな顔になってき始めたころ
あよは苦行をやめることを申し出る。

 

昔の自分に戻ることより醜い姿のまま
英馬と向き合い続けることを選んだのだ。

 

英馬は優しげな容姿と正反対の冷酷な男しかし
あの男を本当の愛に目覚めさせるためには
この醜い皮をかぶっていなければならないと思ったのだ。

 

尼寺での苦行によりあよの醜い顔にも変化が。

 

時々痛みに襲われたあともとの美しい顔に戻るときがあるのだ。

 

それをうまい具合に使いながら過ごしていくあよ。

 

新しい英馬の職場にも現れひどい言葉を言われたりもするが
英馬にもだんだんと変化が・・・

 

ある日英馬からあよに改めて会いたいと連絡がくる。

 

そこで英馬はあよに謝罪する。

 

そして別れるとき英馬は君にふさわしい夫になって戻ってくると伝えるのだ。

 

あよは英馬が自分のもとには戻っては来ないと思いながらも
余生は自分たちの過ごした土地に小さな家を建て
そこを終のすみかにしようと。

 

そして1年後ついに会社を軌道にのせたあよはもとの家に戻る。

 

そこには英馬と英馬を囲むたくさんの人たちと会う。

 

そして英馬とあよはまた一緒になったのだ。

 

あよの顔ももとのきれいな顔に戻り。

 

そこに昔あよにやり込められた螢神が
塩酸をもって乱入する。

 

あよにかけられるはずだった塩酸は
あよをかばった英馬の目にかかり
それをあよは舐めて取り除くのだ。

 

螢神は逮捕され目に塩酸のかかった英馬は
光をなくしてしまいあよは声を失ってしまった。

 

しかし二人は寄り添い幸せに暮らしていくのだ。

 

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愚者の皮の感想

 

無料を読み続きが気になって一気に読んでしまった。

 

とても考えさせられる本だった。

 

人はやはり第一印象でいろいろ見てしまうように思う。

 

中身を見ることが大切なことだとは百も承知だが
英馬に棄てられた憎しみから心の優しいあよも
復讐を考えるくらいになった。

 

愚者の皮
愚者の皮

 
でも尼寺の人たちに会い彼女のそんな心も改心され
英馬の心を目覚めさせたいと考えるようになる。

 

そして実際そんなあよと交流をするうちに
英馬も改心されていくのだ。

 

想像していなかったエンディングだったが
自然と涙がこぼれた。

 

たくさんの人に読んでもらいたい作品だと思う。

 

愚者の皮を読むしかない
 

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