石田スイの大人気漫画東京喰類の第2部東京喰類:re。
あの戦いから3年後の東京。
CCGは新たにハイセをリーダーにしたクインクスという実験体を使った
新設部隊の活躍に期待していました。
マイペースな彼らを指揮するハイセは自分の生きて来た20年間の記憶がない。
時々自分に声をかけてくるのは?・・・
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東京喰類:reのあらすじ
あんていくのメンバーとCCGとの死闘から3年後。
アオギリの樹は勢力を広げ続けていてこれに対抗する為にCCGには
「新たな試み」を導入した部隊「クインクス」が結成されていました。
クインクスはCCGの無敗の最強捜査官・有馬貴将を
超える捜査官を作る事を期待された特殊な部隊。
チームを束ねる佐々木琲世(ささきはいせ)を指揮ているのは真戸暁でした。
しかしクインクスは有馬を超えるどころか全く成果をあげられておらず
真戸とクインクスはCCGからはかなり白い目で見られてしまっています。
真戸はクインクスが有馬を超えるには
まずハイセが有馬を超える必要があると喝を入れます。
ただハイセと有馬は決して敵対しているわけではなくむしろ「父親」代わりとして有馬は
ハイセを気にかけており借りた本を返したいという簡単な要件をつけては会いたがっていました。
そんなクインクスはハイセの他に班長の瓜江・六月・不知・米林と5人編成で活動していますが
ハイセに対して従順なのは六月だけで米林才子はそもそも寝坊してばかりで出勤せず
不知と瓜江は互いに出世欲が強くてハイセの指示もなく単独捜査に出てしまうマイペースぶりです。
トーキョーグール:re
巷では「トルソー(胴体)」とCCGが名付けている胴体のみを持ち去る喰類の出没が相次ぎ
不知と瓜江は勝手にトルソー捜査を始めていました。
六月からこの事を聞いたハイセは彼らがトルソーと接触する前に
駆け付けないと危険であると判断しトルソーの情報開示を求めますが
色物扱いされているクインクスは協力して貰えません。
そのうちに瓜江は独自の推理でトルソーはタクシー運転手であると睨み
タクシーに乗りまくってついに血の匂いがする喰類が
運転手をしているタクシーに乗り合わせていました。
わざと人の居ない所へ誘導すると運転手に喰類と気がついている事を告げ戦闘が開始しますが
手柄を瓜江に持っていかれたくない不知が追跡していて乱入してきます。
通常喰類は人間の何倍もの筋力・瞬発力があり自由に長さ・硬さを変えられる
「赫子」を持っているため生身の人間が対抗するには赫子を加工した武器の
クインケが必要になります。
しかしクインクスはクインケを持って戦う事もありますがそのクインケを体内に内蔵されており
半喰類の様に片目が赤くなり体内から赫子を繰り出して戦う事も出来る捜査官達だったのです。
運転手の喰類を倒したと油断した2人でしたが詰めが甘く
反撃を受ける直前で駆けつける事ができたハイセが助けに入りました。
しかもこの喰類はトルソーではなく瓜江の空振りに終わってしまいました。
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東京喰類:reのネタバレ
クインクスを指揮するハイセはメンバーの採血結果の報告を受けていました。
瓜江や不知はクインケを持って戦うよりは自身の体内から赫子を発動させて戦う事を
好んでいて血中の喰類細胞のRc値が高くなりすぎていました。
彼らは無暗に赫子を使わない必要がありましたが六月は逆に赫子を使う事がなく
ほぼ人間と同じRc値であるためクインクスの特性を活かしきれていない現状があると指摘されます。
六月は自分でRc細胞のコントロールが出来ないでいるため常に片目に赫眼が現れていて
かつてのカネキの様に常に眼帯をして隠していました。
CCGでの捜査会議では真戸班所属のクインクスが勝手な捜査をししかもトルソーではなく
空振りだった事をやり玉にあげられトルソーを担当している下口班の邪魔立てをするなと
釘をさされていました。
結果平子班は脅威レベルの高いオロチと呼ばれる喰類の捜査トルソーは
下口班と真戸班の連携で捜査を進める方針で結論づけられます。
しかも真戸がクインクスはひと月でトルソーの人相まで辿り着けるはずであると
タンカを切ったためハイセはこれに応えなくてはならなくなりました。
トルソー捜査に出向く瓜江と不知が話している所へ突然トルソーの情報を
欲しくないかと声をかけてきたホリチエという女性が現れます。
ホリチエはフリーのカメラマンをしている他に情報を売ってもいるらしく
情報の報酬としてハイセの匂いが染みついた服などの私物を要求します。
彼女はそれをモデルにプレゼントしたいのだといいました。
瓜江はクインクスでどんなに身を粉にして功績をあげても
それはハイセの手柄になってしまう。
昇進したければ個人で功績をあげるしかないと不知を巻き込んで
ホリチエの情報をハイセとは共有しない事を提案します。
チームとして連携する姿勢がない事を知ったハイセは
ここで本気を見せて個人では限界がある事を
教えなくてはならないと火がつきました。
ハイセは喰類収容所施設のコクリアに出向き
亜門の育ての親ドナート・ポルポナに
アドバイスを乞いに出向きます。
ドナートは喰類に対しての情報網や高いプロファイリング力があり
亜門も捜査のヒントを乞う事が何度かありました。
それ故に自身が教会で保護していた孤児を捕食していたという凶悪さから
本来殺処分されてやむなしという立場でありながらCCGに有益な情報を与えられる者として
コクリアで生存する事が出来ていました。
ハイセがトルソーの特徴を伝えるとドナートは
タクシー運転手であると推理しました。
瓜江の読みは決して外れていなかったことになります。
その夜ハイセは「いつもの」自分の内なる声を夢で聞きます。
そしてトルソーのタクシーに乗り込んで「アオギリの樹」からの
言づてを伝えに来たのはあんていくにいたヒナミでした。
ヒナミは今アオギリの樹に居てトーカの弟・アヤトと行動を共にしていたのです。
トルソーに行動が派手でCCGにマークされている事を忠告しCCGには
クインクスという部隊が出来て喰類特有の鼻が利く捜査官もいる可能性があるので
車内に血の匂いが充満している事を注意しました。
そしてUSBを渡しながらトルソーからアオギリの情報が漏洩する事が
懸念されていることも念を押して伝えられました。
瓜江はハイセの下着をホリチエに渡すとトルソーが販売店が
特定されているフィルムを使うインスタントカメラで
被害者を撮っていた情報を渡します。
トルソーの行動範囲内でフィルムを買った人物の中に
該当者が1人。
犯人が絞れたわけです。
ハイセと六月もまた独自の捜査でトルソーが胴体を持ち去った被害者の身体には
傷跡がある共通点を見つけトルソーが身体に傷跡がある女性を
好んで捕食している事を突き止めます。
六月が1人で居た時獲物を狙う目つきで女性を見ているタクシー運転手を見つけたので
思わずタクシーに乗り込んでしまいましたがトルソーに襲われて
反撃する余地もなくなってしまいました。
そこに瓜江と不知も駆けつけ猛攻の末トルソー確保かと思われましたが
脅威レベルの高いオロチが現れます。
Rc細胞を上手くコントロールできない六月は赫子を出す事すら出来ず
ただ見ているしかできません。
オロチとの戦闘で赫子の使用限界に達してしまった瓜江に不知は撤退を提案しますが
昇進に拘る瓜江は自らを捕食して赫子を繰り出し戦おうとします。
トーキョーグール:re
間一髪で助けに入ったハイセ・・・しかしハイセは
クインケでオロチとやり合う事ができません。
内なる声の誘惑を断ち切るようにかつてカネキが赫子を
繰り出す時にしていた仕草と同じように指を鳴らして赫子を繰り出したハイセ。
戦いを重ねるうちに力に飲みこまれたカネキのような
狂気の表情を見せるようになります。
別人の様な表情になり強さも格段に上がったハイセの目に倒れたオロチは
「どこまで行っても救われねえのな」と声をかけました。
オロチの素顔を見たハイセは無意識に
「西尾先輩」とカネキの記憶を呼び起こします。
この瞬間から激しい頭痛と共に自我を失い赫子を暴走させてしまいます。
平子班は冷静に「喰類ハイセの対処にあたる」と指令を変え
ハイセの赫子を切り落とし真戸がRc抑制剤を打ち込んで鎮静化しました。
ハイセはカネキの喰類の部分を意図的に抑制して
管理している半喰類捜査官でした。
普段の「佐々木琲世」を人間として扱う一方赫子を発動させて
暴走した場合は彼を喰類として駆逐の対象にする。
極力鎮静化させるがやむを得ない場合は殺されても致し方ない存在である。
それはハイセ自身も良く理解している事でした。
赫子の力に自我を飲みこまれてしまうリスクしいては自分がCCGに
殺されてしまうかもしれないリスクを承知の上で
赫子を使って仲間を守ろうとしたのです。
初めて目の当たりにするハイセの抱える現実に
クインクスのメンバーはそれぞれ複雑な想いを抱える事になりました。
数日後意識を取り戻したハイセは適切な判断を欠いた事で
瓜江を激しく叱責し班長の任を解きます。
納得がいかない瓜江はハイセに「喰類のクセに」と悪態をつき
命を張って助けようとしてくれたハイセを喰類呼ばわりするなと
不知の逆鱗に触れてしまいました。
ハイセは意外にも頭のユルそうな不知に次の班長を任命し解散としました。
ハイセには自分がクインクスの指揮をとることそもそも半喰類として
捜査官をやっていていいのかという疑問がありました。
有馬に呼び出されトルソー・オロチの捕獲失敗の責任を問われると思っていたハイセですが
会議質の机の上という一風変わった場所で手合わせをしただけで特に非難はされませでした。
前の僕は記憶のない20歳まで生きていたカネキという人格が
CCGで2年間積み上げたハイセとしての人生から肉体を返せと話しかけられる事を話します。
ハイセとして2年。
それ以外の記憶がない彼にとって有馬は父親であり
真戸は母親でありCCGは仲間であると感じている。
西尾に「救われねえのな」と言われたが
充分に幸せだと言い聞かせていました。
公約通りにひと月以内にトルソーの人相まで辿り着けたため下口班と
正式に連携をとる事になった矢先トルソーの自宅を捜査していた下口班は
下口を除いて全員「ラビット」と呼ばれるアオギリの樹の喰類に
襲撃され死亡してしまいます。
アオギリの樹が絡んでいる事がわかったもののトルソーの自宅で見つかった
タクシー内の会話の録音データが入った多数のUSBを
どうするつもりだったのかはわかりません。
ただアオギリの樹の脅威は確実に迫っている事だけはわかっています。
瓜江は自分に内蔵されている赫包の制限を緩める事を研究医に提案しますが
赫子の力をより強く引き出そうと制限を緩めるとそれだけ喰類に近くなってしまい
人間的な食事がとれなくなってしまうリスクがあるため研究医は難色を示しました。
トルソーの身柄はトーカからラビットを
継承していたアヤトの元にありました。
アヤトはクインクスのメンバーの中に
佐々木という男はいなかったかと聞きます。
アオギリの樹もかつてのカネキである
ハイセの存在を追っていました。
ハイセ・不知・六月は新たに捜査を任された「ナッツクラッカー」を追うことになり
捜査の中でたまたま「:re」という喫茶店に立ち寄ります。
そこにはかつてあんていくでカネキと行動をともにしていた
ヨモさんとトーカの姿がありました。
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東京喰類:reの感想
1部から3年後。
有馬に両目を潰されて捕獲されたカネキは1部の最後の最後で
赫包を取り出されてクインケを作り出されたものと思っていましたが
ハイセという新たな人間としての人格を形成して捜査官になっていました。
今度は喰類側からCCG側の視点で
この終わりそうもない戦いを見つめる事になります。
圧倒的な強さと狂気的な人格でかなり魅力的だった白カネキは
ハイセが赫子を繰り出した時にチラッと見えるようになったんですね。
これまた厨二病患者が好きそうな二重人格的な感じです。
意外だったのはヒナミちゃんがアヤトと一緒に行動していて
アオギリの樹のメンバーになっていた事ですね。
まあCCGは両親の敵ですからそれに対抗している組織に属することは
不思議ではないけれどかなり血の気の多い組織なので暴力的なイメージのない
ヒナミちゃんが居る事に違和感を感じます。
アヤトはちょっと人格が丸くなっていてトルソーに優しく接していました。
どうしてトーカちゃんのラビットを受け継いだような感じで
ウサギのお面で活動する事になったのか気になります。
ちょっと登場人物が多すぎて瓜江の父親やその父親の死の原因になった黒磐との
確執がイマイチピンと来ないのですが瓜江の昇進に対する
強い拘りは父親の死から来ている事は明白です。
2世ならではの苦悩もテーマに入ってくるようですね。
トーキョーグール:re
ただ個人的にはドナートが微妙なんですよね。
本来なら絶対死刑なくらいの凶悪犯なんだけどプロファイリングに優れているので
捜査の協力を求められる囚人って「羊たちの沈黙」から何回使われてきたの?
っていう既視感があります。
お腹いっぱい感が否めないというか。
好きなんでしょうねあの一見猟奇的な殺人犯には
見えない位もの静かで知的で余裕のある危険な雰囲気が。
あと1話ごとにクインクスメンバーの日誌が
2枚ずつ出て来るんですけどそれが結構面白いです。
テキストだけなんですが日誌に対するハイセのコメントのやり取りに
それぞれのキャラクター性が出ていて特に班長になった後の不知の日誌は
誤字だらけで報告らしい報告にもなってなくて小学生の学級日誌みたいでした。
1巻で気になったのは1話の扉絵のたった1コマしか
姿を見せていない米林才子でしょうか。
今のところニートでゲームばかりしているTwitterらしきSNSにも常駐
そしてぽっちゃりという情報が会話の中で出てきています。
随分とマイペースなんですが
戦ったら凄い強いんでしょうか。
これだけ勿体ぶってたいした長所もなかったら微妙かな?
さてさて次は一気に最新巻までのネタバレをまとめてご紹介しちゃいます!
複雑に絡み合った伏線はどんな風に回収されていくのか楽しみですね!
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