漫画家東村アキコが描く
愛息ごっちゃんの爆笑育児記録。
授乳この漫画で日本中のテンパリストママ達が
救われた！はず！
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ママはテンパリストのあらすじ
「すいません育児ナメてました」がキャッチフレーズの
漫画家東村アキコの爆笑育児エッセイ。
難産の末に生まれてきた愛息ごっちゃんとの
愛と涙と笑いの戦いの記録です。
まずこの漫画は「おっぱい」なくして語れません。
この漫画のキーワードと言っても過言ではないでしょう。
ママはテンパリスト
当初ミルクが面倒くさい東村さんは
母乳育児で行くことに決めます。
幸い彼女の母乳の出は良好。
良好過ぎておっぱいを飲むごっちゃんが追いつかずに
溺れてしまったり外出時に噴射してTシャツから漏れてきてしまったり
それに犬達が寄ってきてしまったりとトラブル続出なほど。
一方の当のごっちゃんもおっぱいが大好き。
２歳を過ぎても止められません。
東村さんは断乳するべくある作戦を実行するのでした。
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ママはテンパリストのネタバレ
ごっちゃんの断乳を決意した東村さんは
自らのおっぱいにゴルゴ13の顔を描きました。
さすが漫画家。
絵はお手の物。
２歳児をビビらすには十分なゴルゴ13です。
いつものようにおっぱいを飲もうとしたごっちゃんは
そこにあるこわい顔に怯え泣き叫びます。
そしてその日おっぱいを飲まずに
就寝することに成功したのでした。
しかし成功したかに思われたこのごっちゃん断乳作戦でしたが
次の日ごっちゃんが驚くべき行動に出てきたのでした。
ごっちゃんはかたく目をつぶっておっぱいを飲むという
ゴルゴ13攻略法を編み出したのです。
ごっちゃんのおっぱいへの執念が断乳作戦を打ち破ったのでした。
その後もごっちゃんはこちらの予想のななめ上を行く
言動で東村さん始め読者を驚かせてくれます。
ママはテンパリスト
おかゆと納豆を床にぶちまけたと思ったらその上に自らダイブしてみたり
新幹線でリンゴジュースを頭からかぶってみたり
差し入れのプリンを身体中塗りたくったり。
自分が母親だったらため息どころか気を失って
救急車で運ばれてしまいたいくらいの
散らかしっぷりは表彰物です。
かと思えば麦茶をこぼしたママを「だいじょぶよ」と抱きしめたり
ガールフレンドができたごっちゃんに寂しい気持ちのママに
「だっこほちーの？」なんて声をかけたりという
キムタクぽい言動でキュンキュンさせたり。
「ニモ」にハマってスーパーでにぼしをせがんだり。
しかし言動がななめ上を行くのはごっちゃんだけではなく
ママである東村さんも負けてはいないのです。
青山の青鬼・赤坂の赤鬼・高田馬場のヤマンバ・おばけ・魔女など
架空の化け物の存在をごっちゃんに信じさせるべく全身全霊で
迫真の演技する姿はもうバカバカしさ通り越してリスペクトに値します。
ごっちゃんVSママの全力の戦いは愛情にあふれていて
笑い泣き必至のお話です。
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ママはテンパリストの感想
時に面倒くさそうに時に全力でごっちゃんに向き合う東村さんを見て
きっと全国の母親が励まされていると思います。
育児を面倒くさいって思っていいんだ
それでもごっちゃんこんなにスクスク育ってるし
と思ったら本当に気持ちが楽になります。
特に男児の母は理解不能な目の前の生物に対して感じる
理解してあげられない後ろめたさを払拭できるかと思います。
ママはテンパリスト
夜寝ない子や言うこと聞かない子に対しての鬼憑依は
子供かわいそうかな？と思いつつきっと真似したくなります。
子供いてもいなくても楽しめる母というものから
一番遠い独身男性でも十分に楽しんで読むことができると思います。
東村さんはテンパってると言いつつダメ母な自分や
その育児を客観的に見ることができています。
そんな冷静なところが多くの人を惹きつけるこの漫画のおもしろさです。
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