うしおととらの藤田和日郎先生の作品のからくりサーカス。
銀髪・銀の瞳の美少女・しろがねと拳法使いの鳴海に
泣き虫の勝によるサーカスとからくり人形そしてバトルの話。
人を笑わせないと死んでしまうゾナハ病にかかった鳴海。
そして笑顔の本当の意味とは――?
ワクワクドキドキのサーカスショーへようこそ!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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からくりサーカスのあらすじ
「サーカスに連れて行ってくれませんか?」
サーカスの呼込みをする加藤鳴海に突然声をかけてきた少年・才賀勝は
世界的に有名な大会社「サイガ」の社長を務める父の事故死により
莫大な遺産を受け継いでしまったことで何者かに狙われる立場となります。
愛人の子供という立場のため親族から疎まれる生活の中
唯一の理解者であった亡き祖父の言葉に従い
サーカスにいるという「しろがね」を探します。
勝を捕らえようとする不気味なカラクリ仕掛けの人形に追い詰められ
絶体絶命の状態となる勝…。
![からくりサーカス](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/SCX23360.jpg)
からくりサーカス
同行した鳴海の捨て身の抵抗も空しく捕らわれ寸前となるのですが
勝の目の前に銀髪の美しい女性「しろがね」が現れ操り糸で操作する
不思議なカラクリ人形「あるるかん」の力で窮地を脱出。
しかし勝は叔父に捕まってしまいその館で父親の残した計画書を見て
自分は餌だということ知るのです。
自分は餌だということを知った勝の中で何かが変わり脱出を試み
捕まったしろがねと鳴海を助けに戻りますが爆発に合い
鳴海に助けられるものの爆発が収まって振り返ると
そこにあったのは鳴海の腕だけ・・・
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からくりサーカスのネタバレ
勝はしろがねと共に自分を狙うからくり集団から逃れるため
仲町サーカスに身を置き生活していました。
仲町サーカスでの生活で勝はいろんな仲間に出会い
成長していくのです。
ある時飛行機事故で傷を負ったしろがねのからくりの師匠
ギイ・レッシュと会い勝はギイから始まりの場所へ向かえと言われます。
そこで祖父である正二の過去の話からしろがねの両親の話を
そしてギイからしろがねの過去の話を聞き勝はしろがねを守るために
からくりの村でからくりの全て学ぶのです。
それと同じころ鳴海は世界中に散っていた「しろがね」集団と
「真夜中のサーカス」のテントの前に集結し
すべての根源であるフランシーヌを倒すべく
戦いを繰り広げえていました。
![からくりサーカス](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/SCX23360.jpg)
からくりサーカス
しかし鳴海の目にしたものは偽物のフランシーヌで
その偽物のフランシーヌの語った言葉に鳴海は――。
からくりの村が新たに作られた「真夜中のサーカス」に襲われ
本当の黒幕がしろがねを連れ去ります。
勝と仲町サーカスの仲間たちはしろがねを連れ去った
「真夜中のサーカス」を追い最終決戦へと・・・。
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からくりサーカスの感想
鳴海編・しろがね編・勝編とからくりサーカスは展開の早いお話です。
各々がその時間別の場所でいろんな戦いや物事が起き
その系列を追うのに何度も読み返してしまいます。
いろんな名前も出てくるしフェイスレスは3回も名前を変え
その時々によって名前と顔も違うのでなかなか
最後の本当の黒幕というのがわからなかったです。
命の水を惚れた女性フランシーヌに飲ませたい。
好きになってほしい。
助けたい。
![からくりサーカス](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/SCX23360.jpg)
からくりサーカス
ただその気持ちから始まった兄弟の物語は
現代まで続いた恋の物語だったのですね。
ちょっと弟のほうが執念深いかな?とも思いますが
そこまで惚れられるってすごいことですよね。
そして弟のやらかしたことを兄が収集して歩く。
兄の白銀のできることはそれだけだったのでしょうか・・・。
戦いに戦いとその中で勝は成長していき守られるだけの
弱虫の男の子が好きな女の人を守るために守ってくれたお兄ちゃんに
報いるために強くなっていきます。
これは恋の話であり勝の成長物語でもあるのですね。
そしてしろがね(エレオノール)の鳴海への愛を育てていき
人間らしくなっていくしろがね(エレオノール)の成長物語でもありました。
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