凶悪犯罪がテロの脅威が迫る現代日本で第三のSとして発足された
NPS(警察庁特殊急襲捜査班)は犯人を殺して事件を解決する制圧ではなく
犯人に生きて罪を償ってもらうために犯人の確保を信条として凶悪犯に挑む。
そんなNPSの隊員である元プロボクサーの神御蔵一號(カミクラ イチゴ)は
自分の過去から確保の信念を貫くために命を懸ける。
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Sエスー最後の警官ーのあらすじ
話はアパートでの立てこもり事件から始まる。
身代金を要求する犯人に対し制圧を信条とするSの一つであるSATが突入をしようとする。
犯人は銃を所持しており事態は一刻を争う。
最悪の事態を避けるためにSATの狙撃手・蘇我伊織(ソガ イオリ)も準備をする。
Sエスー最後の警官ー
突入のカウントダウンが始まる。
その時犯人の立てこもる部屋の隣の部屋には
壁に向かい立つ神御蔵一號が。
マイクにより犯人の位置を把握しSATが突入するよりも早く
神御蔵の右拳が薄い壁ごと犯人を吹き飛ばす。
事件は無事解決かと思われたが人質だった少女は
神御蔵になぜあんなやつを殺さなかったのかと泣きながら訴える。
しかしNPS隊長である香椎秀樹は殺してしまえばそこで終わりだという。
この事件が初陣となったNPSは同じ警察組織でありながら
制圧というNPSとは真逆の信条をもつSATと時には激しくぶつかりながら
日本の治安を守るために戦っていく。
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Sエスー最後の警官ーのネタバレ
このSエスー最後の警官ーはNPSとSATの関係性を描く以上に
神御蔵一號と蘇我伊織の関係性が色濃く描かれています。
二人とも過去に事件に巻き込まれ
身内を殺されてしまった過去があります。
父と母を拳銃で撃たれた神御蔵一號は駆け付けた警察官に
犯人を射殺されてしまいます。
何故自分の両親が殺されたかすら問いかけることができなかった神御蔵は
被害者のために確保を信条とします。
一方で蘇我伊織は少年時代に姉をレイプの末殺害されてしまいます。
その犯人はレイプで刑務所に入り仮釈放中に蘇我の姉を襲ったのでした。
それを機に蘇我は犯罪者を憎むようになります。
そして犯罪への復讐心で警察という道を選ぶんでした。
Sエスー最後の警官ー
その後狙撃の腕を買われSATに入隊するのです。
そしてNPSが発足し二人は出会うのですが
NPS発足にはある陰謀が渦巻いているのでした。
そこには警察庁長官官房審議官の天城光が深くかかわっています。
彼は自分でNPSの発足に尽力した一方で歪んだ思想を持っており
日本に凶悪な犯罪を呼び込むのでした。
そして国際テロリスト正木圭吾(まさき けいご)やテロ組織アルタイルの
槙師郎(まき しろう)などの凶悪な犯罪者を相手に時には対立し
時には協力しながら日本の安全を守るために奮闘します。
最終的にはお互いを認め合い良いライバルとしてお互いを高め合います。
その過程にはお互いの過去が深くかかわり
傷を負ったもの同士にしかない理解というものが生まれていきます。
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Sエスー最後の警官ーの感想
警察物の漫画の中でもこの作品は警察内部の話が色濃く描かれ
また設定もとてもリアルで更に現代の情勢をとてもよく反映していると思います。
ISISのようなテロ組織が日本で活動したら本当にこのような事態になるのではないかと
少し恐怖すら覚えるほどのリアリティがありました。
またNPSの隊員一人一人のストーリーも描かれ
神御蔵以外のNPS隊員にもとても入り込める作品でした。
Sエスー最後の警官ー
そして終盤で神御蔵が大切な人をテロにより失いかけ
その犯人を前にしたときに確保の信条が揺れてしまうという場面は
読んでいるこちらも胸が苦しくなるほどでした。
数々の犯罪の前に苦戦を強いられながらもチームワークで乗り越えていくNPSの物語は
NPSの隊員たちが本当の家族のように見えてくるほど魅力的です。
日本を題材にした現実味のあるストーリーの漫画の中では
かなりお勧めの作品となっております。
巻数も20巻で完結ですのであまり気張らずに読め
ストーリーもちょうどいい長さになっています。
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