熱い!カッコいい!勉強になる!?
SFバトル漫画の新たな金字塔!
舞台は未来の火星。
主人公たちは昆虫をはじめ様々な生き物の能力を持つ改造人間で
その能力を使い火星で進化したゴキブリと熾烈な戦いを繰り広げます。
主人公たちの能力の元ネタの生き物の解説がけっこう勉強になります。
進化したゴキブリ(テラフォーマーズ)の
奇抜なビジュアルと言語にもご注目!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
サイト内より【テラフォーマーズ】と検索。
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テラフォーマーズのあらすじ
21世紀末。
人類は増えすぎた人口の移住先として
火星の環境を地球化する計画を行っていました。
その方法とはゴキブリを火星の地表で繁殖させること
(真っ黒ボディで地表を覆い温度を上げるため!)。
ゴキブリの入植(?)を行ってから約500年後の2577年。
有人宇宙船バグズ1号が調査に向かいますが
進化したゴキブリ(!)に襲撃されて全滅してしまいます。
そして2599年。
バグズ1号から送られた火星ゴキブリのサンプルを実験材料に身体を強化改造する
「バグズ手術」を施されたクルーが乗り込むバグズ2号が火星へと飛び立ちます。
テラフォーマーズ
ゴキブリの駆除と火星調査のため向かうのは
主人公・小町小吉(こまちしょうきち)を含め
世界各国から集められた12人。
殺人犯や借金苦で報酬目当てに人体実験に参加した者
バトルマニアの傭兵などなどワケアリな奴らばかりです。
火星に降り立ち調査を始めると
いきなり火星ゴキブリの襲撃に遭います。
クルーたちはそれぞれ固有の昆虫の特殊能力を持っていて
薬品を身体に注入することで「変身」して戦うことができます。
しかしその一人があっさり惨殺されます!!
ゴキブリは想像以上に進化し強力になっていたことに初めて気付くクルーたち。
地球への帰還を申請しますが元々捨て駒の彼らには
非情な「作戦続行」の指示が出されます。
こうしてクルーたちの生き残りを賭けた
壮絶なサバイバルが始まります。
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テラフォーマーズのネタバレ
その後小吉たちクルーはゴキブリの攻撃・スパイが紛れ込んでいた為におこった
仲間の裏切りでジリ貧に追い込まれます。
多くの仲間を失い生き残った小吉と蛭間一郎(ひるまいちろう)の二人は
火星からの脱出に成功します。
そして時が過ぎバグズ2号計画から20年後。
新たな火星調査計画、「アネックス1号計画」が進行していました。
テラフォーマーズ
ゴキブリが強すぎて移住は断念したものの地球では火星に原因があると思われる
ウィルス性の病気が蔓延し多くの人が命を落としていました。
そのウィルス調査のためになるべく多くのゴキブリのサンプルを入手するのが目的です。
新主人公の膝丸燈(ひざまるあかり)は小町小吉(艦長に出世してます)と
副艦長ミッシェル・K・デイヴス(火星で亡くなったバグズ2号の艦長の娘)にスカウトされ
アネックス1号に乗り込み火星へ旅立ちます。
バグズ手術を受けたクルー(総勢100名)は
日本・アメリカ・ロシア・中国・ドイツ・イタリアの各班に分かれ
調査を行います。
火星に到着するやいなや進化したゴキブリの襲撃に遭い
生き残ったクルーは一旦艦を離れて班ごとに脱出し別行動をとることになります。
傷つき仲間を失いながら合流地点を目指すクルーたちですが
やがて裏切り者の存在を知ります。
地球ではバグズ手術の利権を巡る国家間の駆け引きが行われており
中国は他国のクルーを皆殺しにしてバグズ手術発展の鍵になる燈と
ミッシェルを拉致して帰還するため暗躍していました。
こうしてアネックスクルー(中国以外)VS中国クルーVS火星ゴキブリの
三つ巴の戦いに発展していきます。
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テラフォーマーズの感想
開幕から心臓に悪い!
強そうなメインキャラっぽい登場人物が
ページをめくったら殺されています。
しかもエグイやられ方で。
このメインっぽいキャラがあっさり死ぬのは「テラフォーマーズあるある」と
言ってもいいくらい前半は頻出します。
なので正直第1部(バグズ2号編)ではキャラクターに感情移入できませんでした。
第2部(アネックス編)になると主要キャラが前フリなしで
いきなり殺されることは少なくなったので
その点では落ち着いて読めるようになります。
が登場人物が多い。多すぎる!
主役級・準主役級のキャラクターだけでも30人くらいいます。
テラフォーマーズ
でもそれぞれの生い立ちや個性もしっかり描かれているので
自分のお気に入りのキャラクター追っかけで読むのも楽しいです。
バトルの中心はバグズ手術を受けたクルーや
ゴキブリの持つ「さまざまな生物の特殊能力」です。
アリとゾウ同じ大きさならどっちが強いのか?的な夢の対決を見せてくれます。
第1部(バグズ2号編)では昆虫の能力だけですが
第2部では鳥類・哺乳類・魚類など全ての生物の能力が
クルーに移植されています。
その生き物についてのウンチクを読んで
楽しく勉強できるところも良かった。
登場人物たちの絆も熱く漢気シーンに目頭が熱くなります。
しかし敵の強さも尋常ではないので
主要キャラがいつ殺されるのかわからない緊張感は消えません。
このバランス感が神だと思います!
ストーリーも危機また危機でハラハラドキドキ
ページをめくる手が止まりません。
ゴキブリ嫌いの人も是非読んでほしいバトルアクションマンガの傑作です!
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