ある日友達の遥から頼まれた不気味な依頼“私のカラダを探して”――。
それは学校に伝わるある怪談を思い出させるものでした。
それはカラダを見つけないと“赤い人”に殺されるというもの。
明日香たちは何度も同じ日を繰り返しながら遥のカラダを集めることに・・・
赤い人の噂とはいったい何なのか衝撃のサバイバルホラーです。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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カラダ探しのあらすじ
主人公の明日香たちが通う高校には
“カラダ探し”と言われる怪談があります。
その内容は放課後の校舎に“赤い人”が現れる。
“赤い人”は一人になった生徒の前に現れる。
“赤い人”を見たものは校門を出るまで
決して振り返ってはいけない。
振り返ったものは体を八つ裂きにされて
校舎のどこかへバラバラに隠されるというものです。
ある日教室で明日香は友達の遥に“私のカラダを探して”と頼まれます。
それを理恵と留美子に話すと彼女たちも
遥に同じことを頼まれたというのです。
そして3人以外にも、高広・翔太・健司も
遥にカラダ探しを頼まれたというのでした。
その場では単なる怪談だと本気にしていなかった6人ですが
その日の夜気が付くといつの間にか制服を着て校舎の前にいたのでした。
校門には見えない壁があり逃げることもできません。
カラダ探し
全員がパニックになっていると携帯電話に
新しいうわさが追加されていることに気が付きます。
それは“赤い人”は歌を唄う“赤い人”に追いつかれたら
背中にしがみつかれて歌を唄い終わったら殺されるというもの。
目の前でまるで誘い込むように校舎の玄関が勝手に開きます。
外にいるままにもいかないので
6人は中に入ることにします。
中に入ると突然赤い人が6人のいる生徒玄関に現れたと
校内放送が響きます。
外に出ようとしますが扉は勝手に閉まり開きません。
その時理恵が怯えながら奥を指さします。
理恵の指さす方向を見るとそこには
ぬいぐるみを抱えた全身血だらけの少女が立っていました。
それが怪談に出てくる“赤い人”なのでした。
とっさに振り返って逃げようとしましたが留美子が最初に一瞬で殺され
他も全員次々に赤い人に引きちぎられて殺されてしまうのでした。
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カラダ探しのネタバレ
目が覚めると自分のベッドの上にいた明日香。
昨夜のことは夢だと思いましたが体には殺された時の痕が
痣となって痛みとともに残っています。
昨日とまったく同じ授業内容に生徒たちの行動・・・
現実世界は昨日に戻っていたのです。
遥にカラダ探しを頼まれなければ大丈夫なのではないのか?そう考えた6人は
遥がカラダ探しを頼みにくる時間にバラバラに逃げることにしました。
それでも遥の頼みから逃げることはできず
カラダ探しの2日目が始まります。
自分たちの置かれている状況を理解した6人は
カラダ探しから解放されるため遥のカラダ集めに動き出します。
最初は自分が助かるために他の者を犠牲にするなど仲間割れしますが
カラダを集めていくうちにまとまり協力するようになります。
そして過去にカラダ探しを経験した八代先生と出会います。
八代先生からカラダ探しについての情報を聞き赤い人の正体が小野山美子で
校内放送をしているのが小野山美紀などだんだんカラダ探しと
赤い人についての謎が明らかになっていきます。
そしてついに生き残った明日香が
最後のカラダを集め遥が目を覚まします。
しかし目覚めた遥から聞かされたのは衝撃の内容でした。
このカラダ探しを終えるには誰かが次のカラダ探しを
頼む人にならなければならない――。
明日香は次のカラダ探しの生贄になってしまうのでした。
次のカラダ探しメンバーは留美子・美雪・結子・高広・翔太・武司の6人。
留美子と翔太と高広は2回目のカラダ探しですが
前回の記憶があるのは高広のみ。
しかも結子と武司は他のメンバーに協力せず
保健室から動こうとしません。
仕方なく4人で明日香のカラダを探し始めます。
美雪はカラダ探しの途中で美子からカラダ探しの呪いの解き方を聞きます。
また非協力的だった結子が武司の元を離れて
美雪たちに協力するようになります。
カラダを見つけるたびに同じ日を繰り返すはずの現実が
少しずつ変化していることに気付くメンバーたち。
そして武司がカラダ探しに非協力的だった理由が明らかに。
カラダが集まるたびに変化する現実で
溺愛している武司の妹の具合がだんだん悪くなっていたからでした。
そしてカラダが残り一つになった時武司の妹は亡くなり、
また美雪の妹も事故で死んでしまうのでした。
現実をもとに戻すため武司が加わり
ようやくカラダがすべて集まり明日香が蘇ります。
今回のカラダ探しを終えるため次の犠牲を決めなければならない時
明日香は再び自分が棺桶に入ることを申し出ます。
しかし美子と話をしていた美雪から呪いの解き方を聞いていたほかのメンバーは
明日香と一緒に現れた美紀を棺桶に入れようとします。
しかし美紀が怒ったため、もう一つの呪いの解き方を聞いていた美雪は
自分が棺桶に入ると言い出します。
呪いを解くためだと言いつつも一抹の不安があった美雪は
棺桶に入る直前、明日香の耳元で何かを囁いて棺桶に入るのでした。
カラダ探し
美雪が棺桶に入って数日・・・時間が動き出した現実世界では
以前とは違う変化が表れていました。
カラダ探しに参加していたものにしか見えない空間のひび割れ。
そして武司の妹は生き返らず一年前に
死んでいたことになっていました。
そのことから武司は廃人のようになり家から出てこなくなります。
カラダ探しを頼みに来るのは美雪。
誰もがそう思っていましたが実際に頼みに来たのは
美雪ではなくクラスメイトの幸恵でした。
3回目のカラダ探しメンバーに選ばれたのは
明日香・遥・日菜子・武司・小島・中島の6人です。
なぜカラダ探しを頼みに来たのが美雪ではなく幸恵なのか。
明日香は美雪が棺桶に入る前に囁いた
「カラダ探しの呪いは美紀の呪い。赤い人の呪いは別にある」
という言葉が気がかりになっていました。
そして不安を抱えたまま最初の夜を迎えます。
以前カラダ探しをしたことがある明日香と遥はカラダ探しを
早く終わらせるため日菜子を連れて動き出します。
しかし武司は動かないままで
中島と小島は状況を呑み込めていません。
校舎に入ってすぐに校内放送が聞こえてきますが
今回は放送が途切れ途切れで赤い人が
どこに現れたのかが分かりません。
仕方なく赤い人の歌声で判断しながらカラダを探します。
しかしこの日は探している途中で殺されてしまいます。
今回のカラダ探しで今までと違う点は
校内放送だけではありませんでした。
今まではメンバーの誰かが現実世界で死ぬとカラダ探しの時に動き出して
襲い掛かってきましたが赤い人ではないので振り返っても大丈夫でした。
しかし今回は動き出した死体を見て振り返っても
赤い人に殺されます。
またカラダ探しを頼みに来る者は頼まれた人の昔からの友達だったのに
今回の幸恵とは皆ほとんど関りがなかったことです。
今までと様子の違うカラダ探しですが
呪いを解くために明日香たちは捜索を続けます。
けれども今回はメンバー同士なかなか一つにまとまりません。
真面目そうな好青年だった中島は
実は性格の悪い自己中心的な人物。
小島は中島を恐れてオドオド。
武司は相変わらず全く反応を見せません。
何とかみんなをまとめようとする明日香は
カラダ探しの途中で美紀と出会い
“黒くて怖い人”を追い払ってほしいと頼まれます。
また明日香が再びカラダ探しをしていると知った高広は
武司の家に行き頭を下げて明日香を守るように頼みます。
すると高広の必死さが伝わったのかやっと武司が少し
反応を見せてくれ少し希望が見えてきます。
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カラダ探しの感想
元々小説が原作ですが原作と違い絵があることで
より恐怖が伝わってきます。
1章の遥はお風呂に入っている時の湯船の中やベッドで寝ている時の
布団の中からなどどんな場所からでもカラダ探しを頼みに来るので
びっくりします。
また屋上から突き落として殺してもそのままの姿で頼みに来るので
もうカラダ探しから逃げられないという絶望感がヒシヒシと伝わってきます。
カラダ探しの最中もいつ赤い人に見つかるのかとハラハラで
まるで自分が一緒にカラダ探しをしているような感覚に包まれます。
自分だったら絶対にこんな経験はしたくありません。
美紀と美子にまつわる呪いなどもまだまだ謎が多く
先の見えない展開がとても面白いです。
“黒くて怖い人”が一体何なのか。
カラダ探し
また美紀と美子が一体なぜカラダ探しをさせているのか。
美雪は呪いを解いて蘇ることができるのか・・・
今後の展開がとても楽しみです。
最終章は今までのカラダ探しと違う点がいくつもあるので
捜索の難易度が上がっているのも読者を飽きさせずに読ませてくれます。
また遥が棺桶に入る前にカラダ探しをしていた時の話もあり
当時のカラダ探しの様子も少しずつ分かってきます。
1話ごとに新たな展開に驚かされるので
サクサクと読めてしまいます。
今後の展開がとっても気になりますし
スリルのある興奮が味わえるので
ぜひ読んでほしい作品です。
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