熱い!熱すぎる!!
熱血妖怪バトルまんがうしおととら。
少年・潮(うしお)とその相棒の妖怪「とら」が
繰り広げる大冒険活劇!
妖怪との戦いだけでなく青春も友情も恋愛も
全て詰まった極上のジュブナイル!
恐ろしい妖怪の描写はそんじょそこらのホラーなど
目じゃないくらいの怖さです。
ホラー好きにもおススメの本作ですが
苦手な人は覚悟してお読みください。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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うしおととらのあらすじ
元気な中学生・蒼月潮(あおつきうしお)は
自宅である寺の蔵の中で槍ではりつけにされた妖怪と出会います。
住職である父・紫暮(しぐれ)に聞かされていた
凶悪な妖怪が本当にいるなんて!
自分の身体を貫く槍「獣の槍」を抜けと迫る妖怪でしたが
慄きながらも潮は身動きできない妖怪を足蹴にして蔵を出ます。
その後幼なじみの中村麻子と井上真由子に出会った潮は
2人にまわりつく不気味な魚のような化け物の幻を目撃します。
![うしおととら](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/SHK66360.jpg)
うしおととら
どういうことなのか急いで蔵に戻り妖怪を問い詰めると
それは自分の妖気に誘われて出てきた低級な妖怪「魚妖・虫怪」で
やがて実体化して人を襲うと教え槍を抜き自分を解放するのと引き換えに
化け物を倒すために力をかしてやろうと持ちかけられます。
幼なじみの少女たちを救うため蔵の妖怪の身体から槍を引き抜く潮。
自由になった瞬間に潮に襲いかかる妖怪でしたが
意志を持ったかのように潮を守る槍に阻まれ
半ば脅されるように化け物退治を手伝います。
麻子・真由子を襲う実体化した魚妖・虫怪を一閃し
潮と「とら」と名づけられた妖怪の凸凹コンビの冒険が始まります。
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うしおととらのネタバレ
隙あらば「喰ってやる」と潮に襲いかかるたびに槍に邪魔されるとらですが
潮の正義感や優しさに心を開き戦いを重ねるごとに
ふたり(一人と一匹?)の絆は強くなっていきます。
やがて潮は父からは死んだと聞かされていた母が実は生きていて
しかも全ての妖怪に憎まれていることを知ります。
父に真相を聞きだそうとする潮でしたが
自分の力で調べて来いと旅に出されます。
旅を続けるうちに潮ととらは成長していきます。
新たな出会いがあり頼れる仲間や協力者も増え
そして様々なことが判ってきます。
とらが実は長飛丸(ながとびまる)と呼ばれる大妖怪だったこと
父・紫暮は最強の法力僧だったこと獣の槍の恐ろしくも悲しい秘密。
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うしおととら
そして母・須磨子が何故日本中の妖怪たちに憎まれている理由も。
それは全妖怪の仇敵・白面の者。
それを海の底の結界で守っているからなのだと妖怪たちから聞かされます。
しかし実は須磨子は「お役目様」と呼ばれる魔物を封じる役目を負った一族のひとりで
白面の者を自分の結界で海底に封じ平和を守るために戦っているのでした。
白面の者を倒しそして母を救うため
潮ととらの本当の戦いが幕をあけます。
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うしおととらの感想
主人公・潮の悩み傷つき苦しみながら
それでも何が正しいのかを考え懸命に戦う姿に
勇気を分けてもらえます。
単純な勧善懲悪ストーリーではなく
敵の心情やバックボーンも非常に丁寧に描かれており
そちら側にも感情移入してしまいます。
主要キャラクターのほぼ全てが活き活きと描かれ
荒唐無稽なストーリーなのにとてもリアルに感じます。
作品の世界自体が生きているかのようです。
![うしおととら](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/SHK66360.jpg)
うしおととら
そんな世界にずっと浸りたいと思ってしまう「うしおととら」ですが
やはり物語なので終わりがあります。
潮と最高の相棒とらの別れのシーンは何度読んでも泣けます。
たぶんリットル単位で涙を流しました。
切ないけれどそれでも希望を感じるエンディングに
きっとあなたも背中を押してもらえると思います。
がんばることを忘れかけた大人にも是非読んで欲しい
そんな作品です。
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